いわき市の紹介

【いわき市の概要】

●いわき市は、昭和39年の新産業都市の指定を契機に、昭和41年10月、「和を以て貴しとなす(以和貴)」の精神のもと、5市4町5村の大同合併により誕生しました。豊かな自然環境と温暖な気候風土に抱かれたいわき市は、福島県の東南端、茨城県と境を接する、広大な面積を持つまちで、東北地方有数の人口を擁しています。

●地形は、西方の阿武隈高地(標高500から700メートル)から東方へゆるやかに低くなり、平坦地を形成し,夏井川や鮫川を中心とした河川が市域を貫流し、太平洋に注いでいます。

●また、15の工業団地を有し、製造業を基幹的産業として、水産業や農林業、そして日本三古泉の一つに数えられる「いわき湯本温泉郷」や「いわき・ら・ら・ミュウ」などがある小名浜エリアを中心とした観光サービス業など、多様な産業が活発に展開されています。

【いわき市の産業の歴史と現状】

●いわき市は、1855年の石炭発見から1976年の炭鉱閉山まで、120年に及ぶ石炭産業の歴史を有しております。

●1950年代のエネルギー革命により石炭産業は衰退しましたが、「産炭地域」や「新産業都市」の指定を受け、国等の支援により工業団地が造成されました。この結果、臨海部では化学・非鉄金属等の基礎資材の産業集積が進みました。1970年代のニクソンショックやオイルショック以降には、内陸部を中心に電気・輸送機械等の加工組立型産業が集積しました。

●このように、本市は、石炭産業の衰退から基礎資材型産業へ、さらには加工組立型産業へと産業構造の転換に成功し、地域経済の復活、発展を実現した世界的に見ても稀な地方都市です。

●現在では、市内に臨海部の小名浜臨海工業団地、内陸部のいわき好間中核工業団地をはじめとする15の工業団地があり、製造品出荷額等は約9,137億円で、福島県全体(5兆990億円)の約17.9%を占めています。本市の製造品出荷額等のうち、情報通信機械器具製造業が全体の20.9%、化学工業が20.8%、輸送用機械器具製造業が7.6%と続き、これら上位3業種で製造品出荷額等の約5割を占めており、以下、紙・パルプ、金属、非鉄などの順になっています。また、食料や家具など生活関連型産業の出荷額も一定割合を占めております。(数値は平成26年工業統計表「市区町村編」より)

●また、本市の地域資源や産業集積による優位性等を生かした産業分野として、バッテリー(蓄電池)や風力発電などの産業振興を積極的に展開しております。
特に、バッテリー産業の振興については、産学官金が連携し、本市へのバッテリー産業の集積とバッテリー利活用の先進都市の実現に向けた「いわきバッテリバレー構想」を取りまとめ、この構想を具現化するため、市内企業の技術開発・事業化支援、未来のエンジニア育成及び官民一体となった企業誘致などを行っております。

【施策等関連情報リンク】
いわき市HP(トップ)
・産業振興部産業創出課HP
・産業振興部商業労政課HP
・産業振興部工業・港湾課HP
いわき産学官ネットワーク協会HP


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